こんにちは。河井大志です。
久しぶりにブログを更新します。
今日は「アフィリエイトマーケティング」についてです。
たくさんの企業がアフィリエイトで売上を伸ばしたい!と思うようになってきました。
ここ1~2年は特に増えているなという印象です。
僕のところでも
「代理店(運用代行)の切り替えをしたい」
「新しくアフィリエイトマーケティングをしたい」
という問い合わせが1週間に2件~3件程度あります。
しかし、その認識の甘さに驚くことがたまにあります。
「ASPに登録しておけば勝手にアフィリエイターが売ってくれるだろう」
という認識です。
いやいやいやいや。
「何千件と商品があって」
「同じジャンルの商品も数十件とあって」
「競合は血眼になって毎月セミナー開いて自社商品を知ってもらったり」
「サンプルをアフィリエイターさんに配ってレビューしやすくしたり」
「獲得件数が多い人には特単を出したり」
「LPのABテストしたり」
と色々している中
ポッとASPに商品を登録して
アフィリエイターが山ほど売ってくれるほど、アフィリエイトマーケティングは甘くないのです。
そしてアフィリエイトマーケティングが他のWEBマーケティングとは大きく違うところが1つあります。
アフィリエイトマーケティングだけが「人の気持ち」が入るマーケティングということです。
他のWEBマーケティングは
「クリック単価を調整したり」
「クリエイティブテストをしたり」
いろんなところを、いじくりまわせば上手くいくものがほとんどです。
もちろんここには高度な技術やノウハウが必要ですが、人の気持ちは介在しません。
しかしフィリエイトマーケティングはアフィリエイターという「人」が商品紹介をしてくれるので
いくら報酬単価がよくても
いくらCVRが高くても
「この広告主さんの販売手法が気に食わない(定期縛りがある)」
「この広告主さんの成分より、他の商品の成分の方がいいので紹介したくない」
「過去にこの広告主さんと問題が発生し、信用できないので紹介したくない」
「個人的に他の商品の方が好きなので、紹介したくない」
などなど、ガッツリ「気持ち」が入ってくることが多いのです。
WEBマーケティングというと「なんかオシャレ」で「どことなく革新的」
と思うかもしれませんが
アフィリエイトだけは「非常に泥臭く」「人情味あふれる」マーケティング手法です。
特に「人情」とか「筋通す」ということが非常に重要になると思っております。
私が運営するアフィリエイト会員サービスALISAでも
アフィリエイターに筋を通すため、ASPさんに筋を通すため、セミナーを一緒にさせて頂いた広告主様との筋を通すため、代理店としてお手伝いさせて頂いている広告主様の筋を通すため、非常に細かい調整が必要になることがあります。
例えばアフィリエイトBというASPさんに紹介してもらった広告主様(ABC株式会社とする)があって、その広告主様の代理店様と協力してセミナーを開催したとします。
しかし広告主の意向により、その代理店はアフィリエイトBの商流から外れました。
アクセストレードだけ運用代行することになりました。
次回この代理店とその広告主様のセミナーをする際はアクセストレードというASPを使わないと意味がなくなるのです。
そこで平然とアクセストレードとこの代理店とABC株式会社のセミナーを開催したら、どうなるでしょうか?
一番初めに紹介して頂いたアフィリエイトBさんはどう思うでしょうか?
もしそんなことお構いなしに弊社がアクトレでセミナーを開いたなら、アフィリエイトBさんの協力は得られなくなるでしょう。
しかし、認識の甘い広告主さんはそういうことも分からず、どんどん進めていき、結局のところどこのASPの力も借りれないということにもなりかねないのです。
だからアフィリエイトマーケティングはおもしろいのです。
だからアフィリエイトマーケティングの運用は慎重にすすめないといけないのです。
だからアフィリエイトマーケティングに向き合わないとダメなのです。
アフィリエイトマーケティングは
商品を購入するために詳しいレビューを見ることができる
ランキングを参考にすることができる。
在庫を仕入れることなく、商品を販売すれば手数料を得られる
アフィリエイターと広告主をつなげることによって利益を得ることができる
売れた分だけ費用がかかるので、費用面でのリスクを軽減できる
という4社がWINになるマーケティング手法です。
広告主の皆さんにおかれましても、この構図をしっかりと意識し、人情味あふれ、筋を通し、しっかりとアフィリエイターと向き合っていくことが重要だと思います。